神々の訪れる島。 祈りが心の原動力になる─神々の訪れる島。 祈りが心の原動力になる─あく せき じまボゼ祭り毎年旧暦7月16日に行われるボゼ祭りの前夜は、島の男衆による踊りが、行われます。本番の明くる日は男衆による盆踊りが終わると、太鼓の合図で仮面神のボゼが現れます。赤土の付いたボゼマラと呼ばれる棒を持った来訪神であるボゼは、死霊臭がただよう盆から、人々を新たなる生の世界へ蘇らせる役目を負っています。砂蒸し温泉キャンプ場の敷地内にある、地熱を利用した天然砂蒸し風呂です。かなり高温になるので、砂を上からかけるのではなく、砂場に毛布を敷いて横になります。体の芯から温まり、血流が良くなることによって、健康ばかりでなく、美容効果も期待できます。【入浴料】無料湯泊温泉公園やすら浜港から、徒歩で約20分程のところに広場があります。敷地内は芝生になっており、テントでのキャンプ可能です。また近くには、砂蒸し温泉や温泉施設もあり、とても便利です。海中温泉やすら浜港から、徒歩で約15分程度の海岸にある海中温泉は、岩に温泉マークのある所が目印です。冷たい海水と、海中から湧く熱いお湯が交ざりあうことによって、適温になります。波の高さや潮の干満を見はからって入ります。また、波音を聞きながら温泉につかることによって、身も心も癒されます。また入られる際は、必ず水着を着用して下さい。湯泊温泉(露天風呂)やすら浜港から、徒歩で約17分程のところに露天風呂と内湯があります。開放的な露天風呂は、やや熱めの硫黄質。海を眺めながら入る気分は最高です。手前が男風呂、奥は女風呂になっています。【泉質】炭酸水素・塩化物泉 【効能】疲労回復、皮膚病など【入浴料】有料 【営業時間】時季によって異なりますのでご注意下さい。 ノンゼ岬上集落から車でビロウ山方面へ、さらに女神山を右手に進みます。やがて岬の目印でもある白い灯台が見えてきます。この場所は諏訪之瀬島などが、一望できるビューポイントとなっています。※牧場の中を通っていきます。やすら浜港上集落からみる夕景対馬丸慰霊碑昭和19年8月22日、沖縄の子どもたち700人と一般客1,000人を乗せた疎開船「対馬丸」が悪石島沖でアメリカ軍潜水艦に撃沈されました。戦争で亡くなった多くの犠牲者の方々への供養と、戦争の残酷さを忘れないように、海が見渡せるこの地に慰霊碑が建てられました。その慰霊碑には、今も住民による献花が絶えることがありません。自然遊歩道キャンプ場近くにある自然遊歩道には、亜熱帯性植物のガジュマルや、ビロウ、クワズイモなどがまるでジャングルのように鬱蒼と繁っています。奥まで続く小径を進んでいくと、池がありそこは南石亀の生息地域にもなっています。【悪石島概要】面 積:7.49km2周 囲:12.64km東 経:129度39分北 緯:29度27分最高点:584.0m 周囲を断崖絶壁に囲まれた悪石島は、仮面神ボゼに象徴される神々の島です。仮面神ボゼに象徴されるだけではなく、島内各所に神々がまつられ、島民は日々の平穏へ祈りを捧げます。島内のうっそうと茂った亜熱帯性の植物群も大切に保護され、「神山」として聖地の扱いを受けています。また温泉にも恵まれ、港から徒歩20分ほどの海岸近くには男女別の風呂がある湯泊温泉、海岸の岩間に沸き出る海中温泉、地熱を利用した砂蒸し風呂があります。「美女とネズミと神々の島」記念碑
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